海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7 第5話』感想(ネタバレあり)

全7話の『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7』が早くも第5話です。今回は第4話までに比べると盛り上がりに欠ける印象もありましたが、久しぶりの登場人物も出てきてシーズン7の残り2話に向けて御膳立てが整ったという感じでした!

前回第4話についてはこちらを。

海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ シーズン7 第4話』感想(ネタバレあり)

2017.08.09
以下、シーズン1~6およびシーズン7 第5話までのネタバレを含みます(というか完全ネタバレです)のでご注意下さい。内容をまだ知りたくない人は、見終わってから再び訪れて頂けますようお願いします!

あらすじ&感想(ネタバレ)

戦闘後の両軍

水中に落ちたジェイミーをブロンが引き上げます。ジェイミーは、ドロゴンの他にまだドラゴン2頭いるという脅威をサーセイに伝えなければならないと言いました。

敗戦して捕らわれたラニスターの兵士達がデナーリスの前に連れてこられます。デナーリスは兵士達に、ひざまずいてデナーリスに従うか従わないかの選択肢を与えます。ほとんどの兵士達はひざまずきますが、ランディル・ターリー公とディコン・ターリーはあくまでデナーリスを侵略者とみなして従おうとしません。何とか二人の命と名家の血筋を救おうとするティリオンの説得も空しく、二人はドロゴンの炎で焼かれてしまうのでした。

王都に戻ったジェイミーは、ドスラク兵の闘いっぷり、ドラゴンの脅威、そしてオレナ・タイレルがかつてジョフリーに毒を盛ったことを告白した事実をサーセイに伝えます。しかし、サーセイはあくまで和平には応じず戦いを続けるという意志を示します。

前回の最終シーンで水中にドボンしたジェイミーとブロン。今回冒頭であっさり二人とも助かっていて拍子抜けでした。前話をああいう終わり方するならどちらか一方は帰らぬ人になるとか、水中でとんでもないものを見つけるとか、意外な展開が欲しかったところです。一方、ターリー家の2人はドラカリスされてしまいましたね。「いや、ここで男気見せるぐらいだったらタイレル家を裏切ってラニスター側についたりするなよ」と思ってしまいましたが。やはり同胞のウェスタロス人ならともかく、エッソス側の軍門に下るのはプライドが許さなかったのでしょうか。これで、いつかサムがターリー家の当主となる日が来る!?

ジョラーの帰還

デナーリスを乗せたドロゴンがドラゴンストーンに帰還し、ジョン・スノウの前に降り立ちます。ジョン・スノウがドロゴンの鼻先に触れると、ドロゴンはなついているような仕草を見せます。デナーリスは、”ジョンが胸に短刀を受けた”というダヴォスの発言の真意をジョンに問いますが、ジョンはあくまで誇張した表現だったとだけ答えます。そこへドスラク兵が、女王の友人だと言っているという男を連れてきます。それは、ジョラー・モーモントでした。再び仕えたいというジョラーを、デナーリスは暖かく迎えて抱きしめます。

ジョンがドロゴンを撫でるシーンはなかなか重要です。ドロゴンが素直になついているのは、ジョンがターガリエンの血筋であることを明確に示していますよね。また、デナーリスはここでもジョンが胸に短刀を受けた云々のことを気にしています。

さて、シーズン7の名物にもなっている(?)お久しぶりの再会シーン。今回は、デナーリスとジョラーが感動の再会です。デナーリスは「よしよし、頑張ったね」というセリフが聞こえそうなぐらい優しく抱きしめてやっています。ジョラーは離れていた間にティリオンが”女王の手”となって他にも側近みたいなのが増えている状態を見て、内心「俺が一番デナーリスに仕えたい気持ち強いねん。俺が筆頭家老やねん!」とか思ったんでしょうか。

迫りくる脅威を信じない学匠達。サムの行動は…

三つ目鴉となって壁まで飛行するブランは、ホワイトウォーカーの軍団が”東の物見城”(イースト・ウォッチ)のすぐ近くまで迫っているのを目の当たりにします。彼は、学匠ウォルカンに命じて”知識の城”(シタデル)に使い鴉を遅らせます。しかしシタデルの学匠達は、一笑に付すだけでホワイトウォーカーの存在を信じようとしません。サムはこの話が真実であると主張し、権威を持つ学匠が”脅威は本物だ”と言えば民は信じるのだと訴えかけますが、大学匠は聞く耳を持ちません。

古書の写本を続けるサム。その傍でジリが、シタデルにある階段の数やベイラー大聖堂の窓の数といった総司祭メイナードの書いた記録を読んでいます。やがてジリは、ある書物に”婚姻無効”という記述が載っているのを見つけます。ジリ曰く、総司祭メイナードが公子”ラガー”の婚姻無効届を書き、その公子(プリンス)はドーンでこっそり別の女と結婚したというのです。

夜の王を倒す術が書庫で見つかるかも知れないのに窓の数や階段の数など役に立たないことを書き写させられていることに耐えられなくなったサムは、学匠になる修行を諦めてでもシタデルを去る決意をします。彼は書庫からいくつかの書物を持ち出し、ジリとともに北に向かうのでした。

地動説を信じてもらえなかったガリレオ・ガリレイは、今回のサムと同じような気持ちだったのかも知れません。自らの常識に囚われた学匠達は、ホワイトウォーカーのことを信じようとしないどころかサムを変人扱いしている様子すら伺えます。”知識の城”というぐらいだから、常識破りでサムの味方をしてくれる学匠がいてもよさそうなものですが。

サムとジリの会話では、重要な事実が明らかになりましたね。ジリは”ラガー”と発音していましたが、これは明らかに、狂王エイリスの長男でありデナーリスの長兄であるレイガー・ターガリエンのこと。そしてドーンで結婚したのは間違いなくリアナ・スタークでしょう。レイガーが最初の妻エリア・マーテルとの婚姻を無効にして、その後で正式にリアナ・スタークと結婚していたとすれば、その間に生まれたジョン・スノウは、まさにターガリエン家の嫡子になりますよね!!

作戦会議

ドラゴンストーン城にウィンターフェルからジョン・スノウ宛の手紙が届きました。アリア、ブランが帰還した事実とともに、ホワイトウォーカーが”東の物見城”(イーストウォッチ)に迫りつつあることが記されていました。ジョンは壁に向かうことを決意します。サーセイが侵略に来るためドラゴンストーンを去ってジョンを援護する訳にはいかないとデナーリスは言いますが、ティリオンがある提案をします。それは、サーセイにホワイトウォーカーの存在を信じさせてはどうか?というものでした。”亡者”(ワイト)を1人だけ”壁”の内側に入れて捕まえ、サーセイの元に送るというのがティリオンの考えでした。サーセイに会えるかどうか分からないと主張するヴァリスに、ティリオンは自分が直接ジェイミーと交渉してサーセイを説得してもらうと言います。結果、ティリオンとダヴォスはジェイミーと会うため王都に忍び込み、ジョンとジョラー・モーモントは亡者を捕まえるため”壁”の北側に向かうことになります。

(出典元:HBO | Game of Thrones)

アリアとブランが生きていたことをようやくジョンが知りました。しかし、身内との再会よりもホワイトウォーカー対策を優先するところはさすがジョン・スノウ。

ここでティリオンがサーセイ説得のための案を思いつきますが、「”亡者”を1人だけ壁の内側に入れて、捕まえてサーセイに見せる」って。。。恐ろしく短絡的かつハイリスクな方法なんですけど。とはいえスマホやデジカメが存在しない世界ではこれも仕方がないというもの。ジョラー・モーモントはせっかくデナーリスと再会できたのに早くも北に向かうことになります。いやいや、さっき再び仕えるって言ったばっかりなのに。「いや、俺はずっとカリーシのそばにいる」ぐらい言って欲しかった。ま、サムとかジョンが父親のジオー・モーモントのことを良く言うから、自分も壁に向かわなくてはという使命感が出てきたのだと思うようにしましょうか。

王都にて

剣の稽古という名目でブロンによって王都の地下に無理矢理連れて来られたジェイミー。そこにはティリオンが待っていました。ティリオンは、サーセイが条件を飲めば休戦するつもりであるとジェイミーに伝えます。そしてティリオンは、もっと大事な要求があると話します。

一方その頃、ダヴォスは”蚤の溜まり場”にいました。そして鍛冶屋で一人の男に声を掛けます。その男はロバート・バラシオンの落とし子であるジェンドリーでした。ジェンドリーは旅立つ準備はできているのでダヴォスに付いていくと言います。ダヴォスは剣を持っていくようジェンドリーに言いますが、ジェンドリーが手にしたのは戦鎚でした。

(出典元:HBO | Game of Thrones)

ジェイミーは、ティリオンに会ったことをサーセイに話します。ホワイトウォーカーの脅威が迫っているため休戦したいというデナーリスの要求を聞いたサーセイは、和解が自分たちのためになるかも知れない、父親のように賢くならないといけない、と話します。そして、敵が何であろうと一家そして我が子のために必ず倒すと言って自らの腹をさすります。サーセイは、再びジェイミーとの間の子を妊娠していたのでした。

ついにバラシオン家のジェンドリーが復活です!精悍になってクリスチャン・ベイルみたいですね!しかも、剣ではなくて父親のロバートと同じくハンマーを手にするところが胸熱です。このまま誰も迎えにこなかったらどうしていたんだろう?というのはさておき…。早くアリアと再会してもらいたいです。

強気一辺倒だったサーセイに心境の変化が見られます。「和解するのアリかも」ぐらいの雰囲気になってきていますが、これは何と言ってもお腹に新たな生命が宿ったためでしょう。ジェイミーは少し戸惑っていましたが、偶然の妊娠だったんでしょうか、それともやはりラニスター家の跡継ぎが何としても欲しくて頑張ってたんですかねー?

ウィンターフェルでの静かな攻防

ウィンターフェルでは、諸侯たちが北の王であるジョン・スノウの不在についてサンサに不満を漏らしていました。その様子を見ていたアリアは、「ジョンへの侮辱を黙って聞いていた」とサンサを非難します。彼らを処罰すれば従うようになると主張するアリアに対して、サンサはそれでは団結は見込めないと話します。

アリアは、ベイリッシュが一人の女性に何かを手渡してその後二人の諸侯たちと会話している様子をこっそり見ていました。ベイリッシュが部屋に入っていくのを尾行したアリアは、一人の男が部屋の前でベイリッシュに書簡を渡しているのを目撃します。ベイリッシュがいったん部屋に入って再び出て行った後、アリアは部屋に忍び込んでベッドに隠されていた書簡を見つけます。その書簡には、”あなたの妹 サンサより”と記されています。部屋を出ていくアリアを、ベイリッシュが物陰から見ていました。

まるでシーズン1の頃を見るようなサンサとアリアの不仲。やはり、お嬢様系サンサとやんちゃ系アリアは相性が良くないようで…。それにしてもまたもやギャーギャー不平を言っている北部の諸侯たち。なんだか不平不満と”King in the North!!”の永久ループのようにも思えてきました。かつてのエダードはうまく治めていたんでしょうか。

そんな中、リトルフィンガーとアリアの静かな心理戦が始まります。アリアがリトルフィンガーの部屋で見つけた書簡は、シーズン1でサンサがサーセイに無理矢理書かされてロブに送ったものですね。ラニスターを礼賛する内容の書簡です。これをネタにリトルフィンガーがサンサを脅すのでしょうか?サンサとアリアの仲違いを決定的にするために、リトルフィンガーがわざとアリアに見つけさせたようにも思われますが…果たして。

集結、そして出陣

ダヴォスはジェンドリーを連れてドラゴンストーンに戻ります。身分を隠すようダヴォスに言われていたジェンドリーでしたが、ジョン・スノウと会った際に自分がロバート・バラシオンの落とし子であると告白し、自分も一緒に連れて行って欲しいと申し出ます。出発の準備が整い、ジョン・スノウ、ジョラー・モーモント、ダヴォス、そしてジェンドリーは”壁”に向け出発します。

”壁”の”東の物見城”(イースト・ウォッチ)に到着したジョン・スノウ達。再び壁の北側に行く計画を話すジョンに、トアマンドは他にも志願者がいると言います。トアマンドがジョンを連れて行った先には、ハウンドと”旗印なき兄弟団”(ブラザーフッド)のベリックとソロスがいました。そこにいた者達はかつてそれぞれ因縁がありましたが、ベリックは「俺たちは同じ時に集い同じ場所を目指してる。同じ理由でな」と言います。それに対しジョンは「確かに俺たちは同じだ。皆、生きてる」と応えるのでした。

門が開けられ、ジョン・スノウ、ジョラー・モーモント、ジェンドリー、トアマンド、ハウンド、ベリック、ミアのソロスの七人は一団となって壁の北側に進んでいくのでした…

ついに”壁”の北側に向かうメンツが揃いました。豪華メンバーです。完全に『七人の侍』、『荒野の七人』を意識してますよね。個人的には、ジェンドリーがせっかく再登場したのに単なる一兵卒としての扱いになるのは残念です。できればバラシオン家の復興を目指して王座争いに加わって欲しいところなのですが。ジョラー・モーモントにも同じことが言えます。灰鱗病を不屈の想いで克服したのに、結局はこの七人のピースを埋めるためだけの役割だとしたら少し寂しいですね。とにかく今後は七人がそれぞれ役割と個性を十分に発揮できるような展開を期待したいです。

予告編を見ると、次回第6話ではいよいよホワイトウォーカーの軍団との激突が見られそうです(ベリックの炎の剣かっこいい)。さらにウィンターフェルのサンサとアリアの対立はどういう結末を迎えるのでしょうか。次回、本当に見逃せません!!

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