海外ドラマ『マンハント』感想 ユナボマーの実話が題材!

お疲れさまです。年末年始に一気見する作品の候補にも挙がっていた『マンハント』をNetflixで見ました。全8話なのでさくっと見終わりましたが個人的には期待していた程では無かったです。

作品概要

基本情報

本作品は実話が基になっており、かつて全米を震撼させた連続爆弾魔の通称”ユナボマー”、そして彼をプロファイリングで追い詰めるFBI分析官を描いた作品です。全8話のミニシリーズとしてアメリカでは2017年8月にディスカバリーチャンネルで放送されました。現在日本ではNetflixで視聴可能です。

あらすじ

1997年、森で狩りをして小屋に戻ってきたフィッツという男の元に、FBIの男達が訪ねてきます。彼らはフィッツに、”ユナボマー”ことテッド・カジンスキーと話して尋問し、罪を認めさせるよう依頼します。テッド・カジンスキーはフィッツ以外は受け入れないというのです。

話は”ユナボマー”が捕まる前、1995年に遡ります。FBIアカデミーを優秀な成績で卒業したジム・フィッツジェラルド(フィッツ)は、晴れてFBI分析官となりました。

(出典元:Manhunt – IMDb)

フィッツは、全米を震撼させていた連続爆弾魔”ユナボマー”を追う対策本部に加わります。17年間、爆弾を郵便で送り続けた”ユナボマー”は、一人の女性に目撃され似顔絵が作成されてから6年間沈黙していましたが、ついに犯行を再開したのです。

フィッツは、今までの捜査で作成されていた「IQが低く航空会社の元整備工か技術者である」というユナボマーのプロファイリングに疑いを持ち始め、上司達が聞く耳を持たないため、独自でプロファイルを開始します。

フィッツは、ユナボマーの人物像を特定し、逮捕に結びつけることができるのでしょうか。そして1997年、フィッツは”ユナボマー”ことテッド・カジンスキーと対話して罪を認めさせることができるのでしょうか・・・?

感想

淡々とした進行・・・特に第1話と第2話がつらい

フィッツが様々な分析手法を用いて謎に満ちた”ユナボマー”の正体を徐々に突き止めていくスリリングで緊迫したシーンの連続を期待してましたが、そんな感じでもなく全体的に淡々と進んでいきます。しかも第1話の冒頭はすでにユナボマーが逮捕された後の1997年の場面で始まりますし。捜査に関しても、自分の考えに固執する上司や同僚のせいでフィッツが思うように分析を進められず、「え、FBIってそんな頭の固い人達が幅をきかせてる組織なんだ・・・」なんて思ってしまうじれったい状況が続いたりします。

言語分析による捜査が開始される第3話ぐらいからはそこそこ盛り上がってきますが、第1話と第2話は思わず挫折してしまいそうな気になってしまうかも知れないです。ディスカバリーが製作しているだけあってドラマというよりはドキュメンタリーという感じですね。

フィッツを応援できない・・・

サム・ワーシントン演じる主人公のフィッツ。この男がなんとなく嫌な奴なんですよ。まず何といっても女性に対する態度。妻エリー、比較言語学者のナタリー、FBI同僚のタビーという3人の女性がフィッツに関わるのですが、性格が悪いのか天然なのか、3人それぞれに対してかなり冷たい仕打ちをしてしまいます。そうかと思えば捜査が上手く進展した時には「俺の手柄だぞ」と言わんばかりにドヤ顔できょろきょろしてみたり、だんだん腹が立ってきました。サム・ワーシントンが敢えてわざとらしく演技しているのかどうかは分かりませんが、応援したくなる要素が非常に少なかったです。。。

ユナボマーの狂気と虚ろさ

一方の主役、ポール・ベタニー演じる連続爆弾魔の”ユナボマー”ことテッド・カジンスキーについては、IQ168の天才がやがて連続爆弾魔に至るまでの狂気と世間を離れて一人で小屋に暮らす空虚な心理がうまく表現されていました。さらに、裁判に先立つフィッツとの対話で自らの主義主張を理路整然と滑らかに語る場面も見応え十分でした。ネット上の意見でもポール・ベタニーの演技を評価している声が多いようです。

(出典元:Netflix)

こんな人にはおススメです

  • 丹念に作り込まれたシナリオに沿って静かに進行するアクション少なめの作品が好き
  • 実話を基にした作品が好き
  • 外的な要因をきっかけとして人が犯罪者へと変貌してしまう過程を見たい
  • 分かりやすい勧善懲悪・ハッピーエンドの作品はどちらかというと苦手

以上のような人にはこの作品はおススメできます。私は分かりやすく派手な展開が好きなので個人的には満足度低めでしたが、丁寧に作り込まれた上質なドラマを好む洗練された大人にはフィットする可能性が高いです。

各話とも42~43分程度で全8話。あっという間に一気見できます。実話を基にした作品なので史実を事前に知ることも可能ですが、予備知識・先入観無しで見た方が楽しめると思います!

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