海外ドラマ『マインドハンター』感想

 

こんにちは。今回はNetflixオリジナル作品『マインドハンター』の感想です。

犯罪者の心理を読み解き、犯人像に迫っていくFBIのプロファイリング手法。海外ドラマ『クリミナル・マインド』でもFBI行動分析課のチームがプロファイリングを駆使して活躍してますよね。

本作品は、そのプロファイリングがまだ存在しなかった1970年代を舞台に、その手法が確立される過程を描いています。派手さは無いですが、丁寧に作り込まれていてじっくり楽しめる秀作でした。


作品概要

基本情報

本作品は、元FBI捜査官ジョン・ダグラスが書いた『マインド・ハンター』という本が原作となっています。

製作総指揮を務めるのは、あの『セブン』『ファイト・クラブ』『ベンジャミン・バトン』といった作品で有名な映画監督デビッド・フィンチャーです。

Netflixオリジナル作品として2017年10月に配信開始され、すでにシーズン2の製作が決定しています。現在は、シーズン1の全10話がNetflixで視聴可能です。

あらすじ

1970年代後半のアメリカ。人質解放交渉の任務についていたFBI捜査官のホールデン・フォードは、人質の命は救えたものの犯人が自決したことで歯がゆい思いをしていました。

(出典元:Netflix)

任務がきっかけでFBIアカデミーの教官となったホールデンは、新種の犯罪を捜査するには、犯人の心理を知ることが必要だという考えに至ります。

新しい捜査手法のための協力者を探していたホールデンは、FBI行動科学課のベテラン捜査官であるビル・テンチと知り合います。

(出典元:Mindhunter – IMDb)

二人はコンビを組み、現地の警察にFBIの操作テクニックを教えるためにアメリカ各地を回りながら、その合間に各地の刑務所で凶悪な殺人犯と直接面会をすることにしました。それはより深く犯罪者の心理を探るためでした。

上司からは否定的な反応をされながらも、二人は地道な活動を続け、やがて彼らの取り組みを評価するウェンディ・カー博士も加わって分析手法の確立を目指します。

(出典元:Mindhunter – IMDb)

チームの洞察力により殺人犯を逮捕するという成果も現れ、FBIの中でも注目を浴びて予算も付くようになります。

一方、凶悪犯との度重なる面会は、徐々にホールデンやビルの心を蝕んでいくのでした・・・

 


感想

常識に逆らって新たなものを生み出す道のり

まだプロファイリングという手法も「シリアルキラー」という言葉も無かった時代。

作品前半ではホールデンとビルが自分たちの信念に基づいて新しい捜査手法を確立するために奮闘する様子が描かれます。

ガリレオ・ガリレイの「それでも地球は動いている」ではないですけど、周りから馬鹿にされたり反対されながらも常識に逆らって新しいものを生み出していく過程って、見てて気持ちがいいです。

 

実在する凶悪犯の不気味さ

ホールデンとビルは犯罪者心理を深く知るため、全米の刑務所で凶悪連続殺人犯に面会してインタビューを行うわけですが、実在する犯罪者の実名が使われています。

そしてサイコパスでもあるその凶悪犯の演技が本当にリアルで不気味さ満点なんです。

例えば、エド・ケンパー

(出典元:Mindhunter – IMDb)

自分の母親を含む多くの女性を次々と手に掛けていながら、凶暴な様子は見せず理路整然と犯行の様子を語ります。ゾクゾクする。。。

この面会の場面は、饒舌に語る凶悪犯の不気味さとそれに対峙するホールデンとビルの鬼気迫る表情の対比も素晴らしく見応え十分でした。

 

多少中だるみしつつも徐々にひずみが・・・

さて、プロファイリング手法の確立に向けて動き出したホールデンたちのチームですが、すんなり新たな捜査手法を確立して次々と事件を解決していく、という展開にはなりません。

「シリアルキラー」という用語が誕生する場面なんかは描かれますが、少し中だるみ感のある展開を見せます。

ただ、注意深く見ていくと、凶悪犯と面会を繰り返す中でホールデンが彼らに共感を覚えて徐々に心が蝕まれていく様子が描かれています。ホールデンと恋人との関係性も悪くなり、チームにも不協和音が訪れ、そしてシーズン1の終盤には張り詰めた緊張が途切れ・・・という描写がこれまたリアルで恐ろしく、ずっしりと余韻を残します。

 

シーズン2ありきの終わり方

ネタバレするといけないので詳細は書きませんが、シーズン1はシーズン2ありきの終わり方になっています。

鍵を握るのは、デニスという男。

(出典元:Mindhunter – IMDb)

シーズン2がどんな展開になるのか、気になって仕方ありません。早くシーズン2公開して欲しいです。

 

こんな人にはおススメです

  • 海外ドラマ『クリミナル・マインド』が好き
  • 派手さは無いがじっくり丁寧に作り込まれた作品が好き
  • デビッド・フィンチャー監督作品の中で『セブン』が一番好き
  • 世の中の常識に逆らって新たな何かを生み出す話が好き

以上のような人なら、本作品『マインドハンター』はおススメです。あっという間にシーズン1を見終わってしまってシーズン2が待ちきれなくなるでしょう!

 

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