海外ドラマ『ジ・アメリカンズ シーズン6』感想 ついに完結!

冷戦時代にアメリカで活動するスパイを描いた海外ドラマ『ジ・アメリカンズ』。ファイナルシーズンとなるシーズン6がついにNetflixで配信開始されたので一気見しました!

シーズン6は派手さは無いものの内容とシナリオは濃厚そのもの。全体的に重苦しい雰囲気を漂わせながらフィリップとエリザベス夫妻の苦悩が描かれ、家族の運命が決まる終盤へと一気に進んでいきました。見応え十分のファイナルシーズンでした。

今回なるべくネタバレしないように結末はもちろんのことストーリーの重要な部分に関わる詳細は伏せていますが、一部本編やシーズン5までの内容に触れている記載があります。一切本作品の内容を前もって知りたくないという方は、シーズン6まで視聴した後に再訪下さい。

 


作品概要

基本情報

『ジ・アメリカンズ』は冷戦時代・レーガン政権下のワシントンDCを舞台に、平凡なアメリカ人夫妻を装いながら活動するKGBのスパイを主人公としたドラマです。2013年からアメリカFXチャンネルで放送開始され、2018年のシーズン6で完結しました。

日本では、Netflixにてシーズン1~シーズン6まで全話が配信中です。また、2018年9月から順次DVDが発売になり、その他Amazonビデオ(プライムではなく有料版)でも視聴可能です。

主な登場人物やシーズン5までのあらすじは過去の投稿で紹介していますのでそちらを参照下さい。

海外ドラマ 冷戦時代のスパイを描く『ジ・アメリカンズ シーズン1』感想

2017.11.07

海外ドラマ 『ジ・アメリカンズ』シーズン2~シーズン5を見終わりました

2018.02.03

シーズン6あらすじ

3年の月日が流れ、ソ連のゴルバチョフ書記長とアメリカのレーガン大統領による軍縮のためのサミットが行われようとしていました。

フィリップは、すでにスパイ活動を辞めて旅行代理店の経営に専念していました。事業拡大に着手しましたが、経営状況は芳しくありません。

 

エリザベスは、軍縮サミットに向けて国務省のグレン・ハスカードに対する諜報活動を行うため、ハスカードの家に病気の妻を介護する看護師として出入りしていました。

彼女のスパイ活動は多忙を極め、フィリップとの関係も良好ではありません。

 

長女のペイジは、大学生になりエリザベスやクラウディアとともにスパイ活動を始めました。長男のヘンリーだけはスパイ活動のことを知らないまま家族と離れて寄宿生学校に通い、アイスホッケーで活躍しています。

 

FBIのスタンは防諜部から離れていました。しかし、オレグがアメリカに再びやってきたことや以前の情報源との関わりからスパイの捜査に加わるようになっていきます。

 

エリザベスは、クラウディアから指令を受けてメキシコでソ連の将軍と会い、極秘の情報を与えられて活動指示を受けます。それは、反ゴルバチョフ勢力によるものでした。

一方、ゴルバチョフを支持するアルカディの命を受け再びアメリカにやってきたオレグは、エリザベスの活動を監視するようフィリップに依頼します。

そして、サミット開催が近づき活動が慌ただしくなる中、FBIのスタンはやがてフィリップとエリザベス夫妻に疑いの目を向けるようになります・・・


感想

徐々に拡大するひずみと不協和音が重すぎる・・・

シーズン前半は、「終わりの始まり」というか「悲劇への序章」というか、フィリップとエリザベスが日々苦悩し、徐々にひずみと不協和音が拡大する様子が描かれます。

エリザベスはとにかくスパイ活動で忙しい。自害するための薬を持たされるほどの極秘任務を背負わされ、しかもまだスパイとしては未熟なペイジの面倒も見ないといけない。本当に忙しくてヘトヘト。見ててかわいそうなぐらい。

一方、自己啓発セミナーに通ったりして結局スパイ活動を辞めたフィリップは、旅行代理店ビジネスが厳しい。一念発起して店舗も拡大したのに・・・。ヘンリーの学費支払いも苦しくなったり古株従業員のリストラを迫られたりと、家庭を持つ普通の経営者としての悩みですね。

国家を背負うエリザベスに比べると苦悩のスケールは小さい気もしますし、経営は自己責任のところもあるのであまりかわいそうな感じはしませんが、とにかく悩んでます。スパイって、生活費ぐらい補填してもらえないんでしょうか。

ともかく、フィリップとエリザベスそれぞれ悩みを持つがゆえに、二人の仲もギクシャクして危うさを感じさせられます。しかも時代は冷戦終結に向けて大きく動き出している状況で、自分たちの存在意義まで怪しくなっている状況。何かちょっとしたきっかけで全てが崩壊してしまうような感じで、見ているこっちまで胃が痛くなるような重苦しさです(でもそれがいいんです)。

 

狭まる包囲網

長年普通のアメリカ人夫妻を装い、周囲に気付かれることなく生活してきたフィリップとエリザベス。シーズン6の中盤以降、いくつかの些細な事がほころびとなり、徐々に外堀を埋められていきFBIの包囲網が二人を追い詰めます。

やはり捜査を進めるのは二人の友人でもあるスタンですね。彼らと親しく接しているからこそ、怪しい点に気付いてしまいます。

親友を疑わなければならない辛さ。それでも徐々に真実に近づいていくスタンの姿を見ると、応援したくなる気持ちと、それでもフィリップとエリザベスの正体がバレて欲しくない気持ちが混ざり合って、これまた何とも言えない重苦しさがありました。

 

そして結末は・・・

ここでは詳細は書きませんが、最終の第10話でフィリップとエリザベス、そして二人の子供たちの運命が決まります。

最終話のタイトルが”START”となっている通り、「これは終わりではなく始まりなんだ」という形の結末ですね。スタンも含めて登場する人物達がこれからどのような人生を送るのか色々と想像を巡らせることが出来る終わり方でした。

個人的に期待していた終わり方とは少し異なりましたが、ちょっとしたどんでん返し的な展開もあってシリーズの締め括りとしてすっきり満足できる結末でした。

あと、もうワンシーンぐらいあるかな?と思ってたらエンドロールになってしまったので、最後は意外とあっさりでした。贅沢を言えばもうひと盛り上がりして欲しかったかな・・・。

 

フィリップとエリザベスを演じるマシュー・リスとケリー・ラッセルは、私生活でも交際して子供も生まれたんですよね。長い間、お疲れさまでした。じっくり楽しめる味わい深いドラマでした!

 

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